「台湾旅行記 その10・地獄から天国へ」

思いがけなく橋を見にハイキングすることになった私たち。
正直そんなにやる気はありませんでした。
「あまりにも遠いなら小一時間ブラブラしてカフェに引き返そう」とも話していたのです。

ハァ・・・ハァ・・・橋ってどこ・・・

バナナなってる!

先っぽの花が人の頭くらい大きい! 変な形!ネジみたい。

すごい…!
もうジャングルだよここ…。
お母さん、今私は台湾で山登りをしています。
お義母さん、イチオシの故宮博物館をスケジュールに入れなくてごめんなさい。
あなたの息子、なぜか台湾の山を歩いてます。

ちょっと不安になりましたが、google mapでとりあえず位置は把握できている。
あとはやる気だけです。

イモトが好きだからっていう理由でイモトのwifiにしてよかった。
台湾、こんな山奥にもwifi飛んでるんだね。
ネット環境は日本よりも整ってる気がする。

どのくらい歩いたかな。
橋に着きました。

記念撮影している人が4人います。
ビンロウ畑だらけの景色がすごい。
不思議な雰囲気の山だなあ。

橋だ。
これの事なのかな。
橋だけど。

引き返そうか。
ところが、他のハイカー4人はまだ上に続く階段を歩き出します。

私の勘が冴えました。
「違う!本命は上だ」

整備されている階段とはいえ、きつい!
さっきの橋があんなに下にあります。
耳がピーンとする。

「なんで台湾でこんな事してるんだろww」
「まさかこんな事になるとはww」
「でも、あのカフェのお兄さんの気持ちにこたえたい!」

笑えてきます。

登りきったそこには、橋がありました。
予想外な橋がありました。

予想外すぎた。

橋っていうか、縄…。

あのお兄さん「きれいな橋」って言ってたよね。

きれいの「き」は危険の「き」だっけ…?

片足分しか幅がないよ~。
高いよ~。
しかもすごく揺れる!
エキサイティング!!
左右も下も全部ジャングル!
スマホを落としたらもう二度と戻ってこない(笑)

帰国後調べてみたらここは「華山小天梯情人吊橋」という橋でした。
ちょっとロマンチックな名前ですね。
今検索してみても、日本語の案内サイトが見つからないので割とレアな観光スポットかもしれません。

この辺みたいです。
※正確かどうか自信がないので、もし行かれる場合は私を鵜呑みにせず調べなおしてください。

そして、この橋を越えてさらに歩くと、そこには天国があったのでした。
なんだかわかりますか?

そこらじゅう全部がコーヒー畑だったのです

誰もいない山で、コーヒーの白い花が咲いている。
静かな山道を歩いていて、時々ふと風に乗ってフルーツのようないい匂いが漂っていたのは、気のせいじゃなくてコーヒーの花の香りだったのです!

私、これを見たかったの!
これを見に台湾に来たんだ!

コーヒー農園をすっかり諦めていた私ですが、本当に思いがけず素晴らしい光景を見ることができました。
むしろ、メーデーで村中が休業していなかったら、山も登らなかったし、あんな面白い橋も渡らなかったし、こんな風景を見ることもなかった。
私たち、やっぱり「何か持ってる」な。

ちなみに右手には一面のコーヒー畑、左手には一面の茶畑という天国でした。
ダブルでお得。
がんばって歩いてきて良かった!

(というか、最初の橋で出会ったハイカー4人が忽然と消えてしまったのも不思議でした。妖精だったのかな)


次回「台湾旅行記 その11」に続きます!



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